Leica M10-P(1)
カメラ遍歴の紹介も、ついに最後の機種になりました。『Leica M10-P』です。
言わずもがなですが、2018(平成30)年発売のレンジファインダーカメラですね。
実はしばらく前から、コツコツ「ライカ貯金」なるものをはじめていたんです。
でも正直そんなガッツリではなく、「いずれまとまった額になれば良いかな~」程度に貯めていたものだったので、もちろんまだ新品が買える程の額には届いていませんでした。
では何故このタイミングで、(ヨメから借金してまで)M10-Pを買ったのか。
まず、ボディの厚みがフィルムライカ(M5を除く)とほぼ同等になったことが大きかったと思います。
M6 TTLが発売になった当時、高さが2mmアップしたことで「伝統のフォルムが崩れた」という批判があったそうですが、M typ240の42mmという厚さはそれ以上にショッキングなデザインでしたよね。
M6に慣れている僕としては、この厚さというものが結構なウェイトを占めていました。
そして地味に素晴らしい変更点として、巻き戻しクランクの位置にISOダイヤルが配置されたこと。
電源をOFFにしていてもISOを変更できるほか、上から見た時に、ISO・F値・シャッタースピードすべてを確認できるというのは「さすがライカ、分かってるね~」と思います。
......でもこれらは、M10からの特徴ですよね?
敢えてM10-Pにしたのは、シャッター音の静粛性と、赤バッジがないことでしょうか。
ライカ社曰く「M型史上もっとも静音性に優れたモデル」とのことですが、スナップ撮影が多い僕としては、シャッター音が静かなのに越したことはありません。
でも前の記事でも書きましたが、個人的にはM6の機械的な音の方が好みですかね... (^ω^;)
赤バッジも決して嫌いではありませんが、Typ240から採光窓がなくなったことにより、マウントの真上に移動しちゃったんですよね。ホントにド真ん中。
個人的には、M6のように少しセンターからズレた位置の方がスマートだと思うんですけど。
以上の点から、フィルムライカの完成形をM4とするならば、デジタルライカの完成形はM10-Pではないかと思うわけです。
......長くなりそうなので、次回に続くことにしますm(_ _)m